健康診断で再検査および精密検査が
必要となった方へ

健康診断の結果をご自身の健康管理に活かしましょう。
健康診断の結果は、検査項目ごとに「異常なし」「軽度異常」「要経過観察」「要精密検査」「要治療」に分けられます。
これらの検査結果の意味を正確に理解したうえで、健康管理に活かしていくことがとても大切になります。

朋愛病院での再検査・精密検査をご希望の方は[こちら]からご予約できます。

健康診断結果の見方

A判定

異常なし

今回の健康診断では異常所見は認められません。
この調子で健康管理に努めましょう。

B判定

B判定

軽度な異常が認められますが、日常生活には差し支えありません。
体調は日々変化しています。
来年も継続して健康診断を受けることが健康につながります。

C判定

C判定

要経過観察
異常を認め、経過観察が必要です。
検査結果によっては再検査が必要です。
再検査はとても大切ですので、後回しにせず、なるべく早めの再検査をお受けください。
目安としては、今回の健康診断より3ヶ月以内の再検査をお勧めします。

D2判定

D2判定

要精密検査
異常所見を認めます。
専門医の診察や精密検査のため、必ず医療機関を受診してください。
生活習慣病は自覚症状がないことが多いですが、放置すると様々な病気の原因になります。

D1判定

D1判定

要治療
治療が必要です。
既に治療が必要な状態ですので、必ず医療機関を受診してください。
自己判断や放置をせず、医療機関を受診して対象となった検査項目について、より詳しく調べることが大切です。

各検査項目について

血圧

血圧とは、心臓から血液が送り出され、血流となって血管の内側を押す圧力のことを指します。
血圧は、心臓から送りだされる血液量、血管の弾力性、末梢血管の抵抗性、血液の粘度などに左右されます。
また、食べ物の中の塩分の量や、腎臓の機能によっても、左右されます。
血圧が高い状態が続くと、血管に大きな負担がかかり、動脈硬化が進行し、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血など、重篤な事態を招く可能性があります。
そのため、健康診断で血圧が高いことを指摘されたら、なるべく早く専門医をご受診ください。
自宅に血圧計がある場合には、安静時に何度か計測して数値を書いたメモを持参いただきますと、より正確な診断ができます。

血糖値

血液の中の糖の値(血糖値)は、食事をすると上昇し、時間が経つと低下します。
血糖値が上がると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌して、血糖を下げる働きをします。
インスリンの分泌が悪かったり、インスリンの効きが悪かったりすると、血糖が高いままになってしまいます。
それが、糖尿病という病気です。
糖尿病は放っておくと、高血糖が血管の壁を傷つけ、動脈硬化が進行します。
また、毛細血管が弱くなり、視力が落ちて失明に至ったり、腎臓の機能が落ちて透析治療が必要になったりします。
足血管が詰まって壊死に至ることもあります。
健康診断で血糖やHbA1cが高いことが分かれば、すぐに専門医を受診しましょう。
すぐに適切な治療を開始すれば、ほとんどのケースで深刻な状態にならないようコントロールできます。

コレステロール

コレステロールには、悪玉のLDLコレステロールと善玉のHDLコレステロールがあります。
LDLコレステロールが高値、あるいはHDLコレステロールが低値である場合、血管の壁にコレステロールが溜まり、動脈硬化を起こしやすくなります。
LDLコレステロールが高値である場合、栄養指導を受けて、食事内容について検討し、脂ものを控えること、野菜を増やすこと、魚を多く摂ることなどに気をつけます。
また、1日に30分~60分歩くことなどを行います。
また、LDLコレステロール値が高値の方の中に、遺伝病の方がおられます。
家族の中にLDLコレステロールが高値、心臓病の方がおられる場合、「家族性高コレステロール血症」が疑われます。
このような場合は、是非、ご受診ください。

中性脂肪

中性脂肪は、トリグリセリドとも言い、検査結果表にはTGと略されていることもあります。
中性脂肪は血液中の脂質で、エネルギーとして使われるもので、エネルギー源として必要なものです。
運動をした時、エネルギーとして糖質が使われますが、その後、中性脂肪が使用されます。
中性脂肪は、肥満や過食、運動不足などでも上昇しますし、糖尿病などでも上昇することがあります。
中性脂肪が高値の場合、動脈硬化の危険因子にもなりますし、500mg/dL以上ですと、膵炎を起こす危険性もありますので、高値のまま放置しないようにしましょう。

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)のうち2つ以上の症状を持っている状態を言います。
体内に蓄積する脂肪のうち、皮下脂肪より内臓脂肪の方が、動脈硬化を促進することが知られており、これに動脈硬化のリスクが重なると、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが大幅に上昇します。
高血圧、糖尿病、脂質異常症の程度が軽度であっても、重篤な病気を引き起こす可能性があることから、メタボリックシンドロームを指摘されたら、必ずすぐに専門医を受診して適切な治療を受けてください。
メタボリックシンドロームの治療は、脂肪蓄積の解消を目的とした食事療法による摂取カロリーの制限、運動療法を行います。
それでも高血圧や糖尿病、脂質異常症が改善しない場合、薬物療法を行うこともあります。

尿検査

通常、尿にはタンパク質や血液、糖などは混じらない仕組みになっています。
尿の中に赤血球や白血球、糖、タンパク質が混じっているかどうかを調べることにより、尿路感染症、尿路結石、腎機能障害、腎炎、糖尿病、腫瘍などの可能性があるかどうかが分かります。
尿検査に異常がある場合、こうした病気により、突然激しい痛みを起こすなど重篤な症状につながる可能性があるため、できるだけ早めに受診してください。
尿の状態は食べ物や行動の影響をうけることがありますので、精密検査の結果、異常がない場合もあります。

尿酸値

尿酸とは、プリン体と呼ばれる物質が分解したもので、食事にも含まれますし、体内でも作られます。
血液中に尿酸が増えてしまうと、尿酸が結晶となって足の先や関節に溜まり、激痛を伴う痛風発作を起こします。
また尿酸値が高い状態が続くと、腎臓に尿酸が蓄積して結石となることもあります。
尿酸が高値の場合、是非専門医を受診して、摂取する総カロリー、運動、十分な水分補給、必要に応じて薬物療法など適切な治療を受けるようにしてください。

肝機能

AST、ALT、γ-GTP、ALPなどに異常があり、肝機能肝臓機能障害を指摘されたら、専門医を受診して原因を調べることがまず重要です。
これらの値が上昇する原因には、アルコール、肥満、薬の影響、ウイルス感染、腫瘍、胆石などがあります。
適切な治療をすみやかに受けることで、完全に正常になる場合も多い一方、放置しておくと肝硬変やがんといった重篤な状態に陥る可能性もあります。
そのため、肝機能障害を指摘されれば、必要な検査を受けて、適切な治療を受けることが大事です。

貧血

血液は、全身に酸素や栄養素、ホルモンなどを運ぶ重要な働きがあります。
貧血とは血液中の赤血球の数が少なくなる、赤血球に含まれるヘモグロビンが少なくなるような状態をいいます。
貧血になると、全身に酸素が行き渡らないため、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、頭痛、耳鳴りなど様々な症状が出る場合もあります。
貧血の原因は、鉄分、亜鉛、葉酸、ビタミンB12などの栄養素が不足している場合、骨髄の病気、腎臓の病気、大量の出血などがあります。
貧血を指摘されたら、できるだけ早く専門医を受診して、原因を調べて治療をする必要があります。

心電図

心臓に流れる電流を体表面から記録して、異常がないかどうかを調べる検査です。
心電図検査で、不整脈がないかどうか、心臓の筋肉への血液循環が十分であるかどうか、心臓の筋肉が壊死していないかどうかなど、色々なことが分かります。
心電図の異常を指摘されれば、早めに専門医を受診して精密検査を受けてください。
早く見つけることで、重篤な状態になることを防げる場合もあります。
生活習慣病のある方、運動時の息切れ・胸の痛みなどの症状があって心電図の異常があった場合には、できるだけ早く受診をしてください。

朋愛病院の再検査・精密検査

一般内科

尿検査、血液一般、肝・腎機能、痛風、血圧、胸部X線、超音波検査(腹部)、CT検査(胸部・腹部)など

消化器内科

便潜血、ピロリ菌検査、胃X線、胃内視鏡、大腸内視鏡、大腸CT検査など

循環器内科

心電図、運動負荷心電図、心臓超音波検査、冠動脈造影検査(CT)、カテーテル検査など

再検査・精密検査予約について

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二次検診外来担当医表

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1週 2・3・4週 3週 2・5週 1・3週
総合内科 左川 田中瞳 宮里 下出 宮里 松村 岡野 宮里
循環器内科 芥川 芥川

医師の紹介

岡野嘉明

ごあいさつ

大学卒業後40年近く医師として活動しています(若くはありません)。
この間、一度も臨床(直接患者さんと接すること)を離れず、公的病院(自治体、済生会)、民間病院、研究機関である国立循環器病センター、教育機関である大学病院の講師など様々な医療の場を経験してきました。
元々専門性を追求するつもりはなかったものの、様々な人との出会いや自然な流れから心臓と肺が得意分野となりましたが、どのような病気にも興味があります。
今後はこれまでの経験の集大成として、未病を含めた病気の様々な段階と個々人の社会的立場における最適な医療的助言が行えるような活動をしていきたいと考えていましたところ、朋愛会との幸運な出会いがあり、2021年10月より二次検診(再検査、精密検査)のお手伝いをさせていただくことになりました。
健康上のどのようなお悩みにも耳を傾け、解決の近道を一緒に考えて行きたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いします。

主な略歴

1983年
名古屋大学医学部卒業
1988年~1997年
国立循環器病センター
1998年~2008年
京都大学医学部附属病院(現在も非常勤で在籍)
現在は、堺市を主に3府県の4施設に勤務

所属学会など

  • 日本内科学会
  • 日本心臓病学会特別正会員
  • 日本循環器学会
  • 米国心臓学会(AHA)
  • 日本不整脈・心電学会
  • 日本超音波学会(認定専門医・指導医)
  • 日本脈管学会
  • 日本静脈学会
  • 日本糖尿病学会
  • 京滋肺高血圧症治療懇話会代表世話人
  • 肺塞栓症研究会

など